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パキスタンでお茶会を

パキスタンでお茶会を

私の名前は、ウム・カルスーム。23歳で、パキスタンのムザファラバッド地域に住んでいます。2年前にIPPFパキスタン(FPAP)のボランティアとして活動を始めました。

村で行われた勉強会に何度か参加しているうちに、私の周りで性と生殖に関する健康と権利(セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ)の問題がまったく無視されていることに気づいたんです。それで、この問題についての活動に参加することにしました。

今は、地域でお茶会を開いています。このお茶会は、若い女性と少女たちが性や妊娠・出産に関する健康の問題や心配事について語り合ったり、村に住む若い女性や少女たちが、安心して話せるオープンな場を作るためにとても大切です。また、参加した少女たちが気に入ってくれれば、他の若い女性や少女たちも参加するよう声がけしてくれるようにもなります。

私の活動と「ガールズ・パワー・プロジェクト」への参加を通じて、普通タブーと考えられている性と生殖に関する健康の問題を安心して話せる環境を村の中に作ることに成功しました。若い女性と少女たちからも信頼を得て、そうした問題や心配事をうちあけてくれるようにもなりました。このお茶会を何度も開くうちに、少女と若い女性たちは、自信がわいてきて、差別されることなく、参加して思いを述べたり、情報・教育・健康(特に性と生殖に関する健康)に関するサービスにアクセスする権利を行使するできるようにエンパワーされていきました。

はじめは、村の人々は、プロジェクトへの参加にあまり積極的ではありませんでした。少女と女性たちは、こうした問題は決して他人と話し合うべきでないと信じるように育てられてきたからです。でも、お茶会はとても気楽で開かれた場でしたから、だんだんと村の人々の支持を得て、ついには少女たちもこうした問題についても話し合えると思うようになりました。

よく覚えているのは、あるお茶会で12歳の女の子が終わりがけにやってきて言ったことです。

「私には姉も妹もいないんだけど、これからは、あなたが私の姉さんで、私の悩み事を打ち明けられる友達よ。あなたが教えてくれたことで、私は自分が他人より劣っているという思い込みから立ち直れたの。」

私の村のお茶会で話している間に主な問題として明らかになったのは、特に家族計画、性感染症、HIVとエイズ、肝炎等の性と生殖に関する健康についての知識、カウンセリングや情報・サービスがないということでした。ほかには、早婚、児童婚、性的虐待がとても頻繁に起こっていて、人々がそれを許容していることです。またお茶会にやってくる女性と少女たちは、中絶サービスが身近にないことや、避妊具を手に入れるのが非常に難しいことも心配していました。

お茶会は、私と私の村に莫大な影響を及ぼしました。お茶会がなかったら、村の女性と少女たちはこうした性と生殖に関する健康に関する懸念や、この状況を変える権利を自分たちが有することに気づかなかったことでしょう。ボランティアとして活動したので、性と生殖に関する健康と権利に関する詳細な情報を得ることができました